アラサー女子たちのリアルロマンスが胸に響く共感度120％ドラマ
放送の時の視聴率は高くなかったが、センス良い演出力と面白さが話題になり今だに大人気のドラマ。
［目次］
１）ドラマ概要
３）企画コンセプト
４）あらすじ
５）登場人物
６）ドラマの見どころ
７）総合評価
ドラマ概要
ジャンル: 友情、ロマンス、コメディー
話数：16話
放送チャンネル：JTBC
キャスト：チョン・ウヒ、チョン・ヨビン、ハン・ジウン、アン・ジェホン
放送時期：2019年8月-
視聴率：最高視聴率1.849%
こんな方にオススメ
・センスの良いロマコメ好きな方
・アラサー、アラフォー、アラフィー女子＆男子
・スマートな口論や論理的なセリフのドラマ好きな方
企画コンセプト
30歳になれば、
大人になると思ってた？
30歳、耐えない現実の中でも30歳だからまだ夢を見ている彼ら。
仕事と恋愛の悩みを友たちに打ち明け慰められながら一歩ずつ成長していく
30歳彼女たちのファンタジー
たとえ今の状況が良くないとしても
達したものが１つもないとしても！
でもまっすぐに前へ進んで行く韓国のすべての30歳にこのドラマを捧げる。
あらすじ
ドラマ作家イム・ジンジュ、ドキュメンタリー映画監督イ・ウンジョン、ドラマ制作会社のマーケティングチームリーダーでシングルマザー、ファン・ハンジュは親友でみんな30歳になった。ハンジュの息子とウンジョンの弟も含め５人はそれぞれの理由（育児を手伝ってもらうため、家事分担のため、節約を狙って）を持って一緒にウンジョンのマンションで住んでいる。
有名なドラマ作家の事務所でアシスタント作家として勤めてたジンジュは首になってしまう。だが、放送局の人気PDソン・ボムスから、ジンジュの作品”30歳になれば大丈夫”を一緒にドラマにしましょうと提案をいただくことに。そして、彼と一緒にメイン作家としての第一歩を踏み出す。
ドキュメンタリー監督ウンジョンはの一応成功した監督で大きいマンションも所有している。新作品として大学校の同期だった女優イ・ソミンのドキュメンタリー制作に取り込むことになる。ソミンの広告撮影に同行した彼女は自分のスタッフに暴言を言うCM監督と大激突してしまう。ある夜、道で酔っ払った男性たちから暴行されそうだった危機の時、ウンジョンを救ってくれたのは気難しいその広告監督、サンスだった。
登場人物
イム・ジンジュ
（チョン・ウヒ）
感情の変化が激しい、精神世界が平凡じゃないドラマ作家。 元彼とは７年間戦争のような恋愛の後、別れた。 大物ドラマ作家のアシスタント作家だったが、首になってしまう。 JBC放送局の公募展に出品した”30歳になれば大丈夫”の脚本が気に入ったスターPDソン・ボムスの提案でメインドラマ作家としてデビューする事になる。
イ・ウンジョン
（チョン・ヨビン）
実力あるドキュメンタリー監督で昔作った作品の大成功で成金になった。 以前、自殺をはかったことがあり、彼女を守るために２人の友達と弟、9歳の男の子が彼女の大きいマンションに入ってきて一緒に暮らすことになった。だが、ウンジョン本人の分析によると、それぞれ、家賃節約、家事分担、育児分担という目的を持って住んでることに違いないらしい。
三人の中で一番冷静で論理的だが、実は彼女は精神的に傷んでいる。 今も無くなった彼と24時間一緒に過ごしている幻想の中の自分に気づき、カウンセリングを受けることにする。 女優ソミンのドキュメンタリー製作中、広告監督サンスと出逢うが、彼らの初めは大喧嘩だった。
ファン・ハンジュ
（ハン・ジウン）
シングルのワーキングマザーでドラマ制作会社のマーケティングチームリーダー。
大学生の時はキャンパスクイーンだったが、スンヒョとの初デートで妊娠になり、仕方なく結婚しちゃった。 イングックを産んだ後、スーパー自己中の旦那は一人の幸せを探したいと家族を捨てたため、彼女一人で９年間息子を育てきた。
元旦那は今有名な芸人になってTVによく出て、彼が出る番組を見るたびにムカつく。
ソン・ボムス
（アン・ジェホン）
JBC放送局のスタードラマ監督。頭良く、演出力もいいドラマ界のミダスのような存在。ドラマ界の大物作家チョン・へジョンの脚本を断って、彼女のアシスタント作家ジンジュの作品をドラマ化しようとする。聞きたくないアドバイスは大胆に拒否するし、自分に興味を示す社内食堂の栄養師の求愛も冷たく断る。
料理も上手、家ではチェリトマトを育てている。若干頭おかしい作家イム・ジンジュと平凡じゃないソン・ボムスはドラマ制作に向かって共同作業を始める。
サンス
（ソン・ソック）
成功した人気CM監督。現場では暴言とよく怒る悪い性格で悪名高い。 だが、実は稼いでるお金大体を孤児園に寄付し、孤児園で食事を済ます変に優しい、いい人。週末もいつも孤児園でお皿洗いや洗濯を嫌がらながらやっている。
日常生活ができるか心配するくらい、コミュニケーションスタイルも独特。 ある日、間違ってウンジョンに変な写真を転送したことをきっかけに、ウンジョンの言い成りになっちゃう。 仕事現場での顔と私生活でのギャップが大きいすぎる面白い人。
ドラマの見どころ
１）30歳の仕事：レベルアップ
30歳の主人公たちの仕事の状況はやっと周りから認めてもらい始める時期。
ジンジュはアシスタント作家の仕事から首になるが、代わりに自分の作品をドラマ化する提案をもらいメイン作家としてデビューするし、ウンジョンは女優イ・ソミンのドキュメンタリー作業に着手する。ハンジュも昇進することになり、ますます仕事が忙しくなってくる。まだまだプロとして足りなくて社長からよく怒られたり、現場の監督達のコントロールも上手くいってないが、少しずつ成長していく。
１から３段階まで各自レベルアップされている仕事内容や任務を抱え、それぞれの新しいチャレンジが始まる。
２）30歳の恋愛：前よりは成熟した恋がスタート
ロマコメのドラマだからこそ、各カップルの新しい恋ばなしがめちゃ面白い。
ジンジュ＆ボムス
ジンジュとボムスはドラマ脚本を一緒に作業しながら、恋愛や男女の心理に関する深い話をしながらお互い好きになり始める。ある日酔っ払って一緒に寝た２人は次の朝、まるで何もなかったような態度をとった後、一人になった時、やっと超パニック状態に変わるのが面白くてリアル。
ウンジョン＆サンス
始めに出会った時は監督対監督で、大喧嘩だったが、孤児園の寄付天使という共通点を元に、段々と仲良くなっていくサンストウンジョン。
元彼の死を受け入れなく精神的に病んでいたウンジョンはサンスに出会ってから元彼と本当のお別れを向かえるようになる。
ソミン＆ミンジュン
個人的には女優ソミンとマネジャーミンジュンのロマンスも好きだった。
高校の時、不良サークルのリーダーだったミンジュンは、ある日この学校で一番可愛い自分をあなたが守るのは当然だと主張するソミンに惹かれ、今だにずっと彼女の側で彼女を守っている。365日ダイエット中の彼女の代わりに、いっぱいご飯を食べてあげたり、ゲップをしたがる彼女のためにタイミングを合わせ大きい声で叫んだり、彼女が車の中で屁をひると代わりに自分が謝ったりw。
へジョン＆ソン局長
メインカップルではないし、30代でもなく50代？だろうけどこのカップルも好き。
放送局の局長とスター作家の２人は長年一緒にドラマ制作ををやって来ている同僚で親友関係。
酔っ払うと”ウサギ”に変わる彼女を最後まで面倒見てくれるし、他の男性とイチャイチャする彼女を見るとムカつくけど、まだ恋愛まではなかなか発展できないカップル。お互いの性格やスタイルを誰よりも深く理解しあっている。
３）30歳の友情：より深くより素直に
30代になると残る友達と連絡なくなる友達がよりはっきりなる時期。
彼氏の死を受け入れず、自殺をはかったウンジョンのことが心配で、彼女の家で一緒に住むことにするジンジュとハンジュ。この３人はお互いの悩みや恥ずかしかった恋愛、最低だった元旦那の最近の連絡までほぼ知らないことがない。お互いに応援してあげたり、次の行動を予測したり、共に行動してあげたりする。
周りからは普通に見えるけど、実は異常な行動をしているウンジョンをこっそり見守ってあげてる親友達。いつも強がってたウンジョンはある日”私, 実は疲れた。抱いてくれ”と自分の本音を友達に素直に明かす。
総合評価
一緒に住んでいる３名のアラサー女子たちのそれぞれの日常、恋愛、仕事のことや人生の悩みなどをコミックなタッチで描いているドラマ。
今まで見たことない、とても新鮮に頭いいロマコメドラマだと思う。
３人の仕事自体がドラマ作家や、監督、マーケティングだからか、日常的なセリフがとてもスマートで論理的で人文学的な知識を加えたり、有名な文章をひねたり、単語のニュアンスの差を使って遊んだりして、作家の膨大な知識とセンスの良さが最高！
ジンジュとボムスが酔っ払った時の会話やドラマ脚本に関する討論の時のセリフも、心理学的な接近や人文学的な観点を加え、お互いの意見をディスしたりするところも感嘆！
ドラマ制作費のためのPPLの演出方法も大胆で話題になった。例えば、ドラマの主人公達が無理やりサブウェイでランチを食べたり（愛の不試着）、紅参のパッケージを見せながら飲んだり（ストーブリーグ）、チッキンを食べたり（ドッケビ）する中、このドラマではこれからはPPL時間ですーとわざと不自然な演出で見せることで自分たちをディスる。w
自分が今までみたラブコメの中で、一番頭良く新鮮で、センス良いドラマ！
［目次］
１）ドラマ概要
３）企画コンセプト
４）あらすじ
５）登場人物
６）ドラマの見どころ
７）総合評価
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最後まで読んでいただきありがとうございます！
XOXO
