スランプのバレエダンサーと70才でバレエを始めたダンサーの美しい物語
日常に疲れて、年齢を言い訳に、夢を忘れているあるいは諦めている人々に勇気をくれるドラマ。夢に年齢制限はない。胸があたたくなる名作ドラマ。
[目次]
1)ドラマ概要
3)企画コンセプト
4)あらすじ
5)登場人物
6)ドラマの見どころ
7)総合評価
ドラマ概要
ジャンル: バレエ、ヒューマンドラマ
話数:12話
放送チャンネル:tvN
キャスト:パク·インファン、 ソン·ガン、 ナ·ムニ、キム・テフン
放送時期:2021年3月ー
視聴率:最高視聴率 3.679 %
こんな方にオススメ
・バレエ、ダンス好きな方
・仕事や勉強に無気力だったりスランプ中の方
・やりたいことを失っている方、その夢を思い出したい方
・お父さん、お爺さんのことを理解してみたい方
企画コンセプト
ナビレラとは?
夢、身分証明書には入れない
人生の全て、積んでも崩れ
積んでも崩れる砂の上の朝のようにそこにある夢
ファン・ドンギュ(夢、耐えない中)
ここに、長い間
バレエを夢見てた老人がいる。
誰にも話すことさえ出来なかったし
敢えて、叶えると思ったこともなかった。
その子に出逢う前までは
23才のその子は
暮らすのが大変で、夢が薄くなっていっていた。
ただ踊れるだけでも十分だったし
敢えて明日は考えられなかった。
誰でも必ず一回は飛び上がる物語である。
そのお爺さんに出逢う前までは
’ナビレラ’は夢に関する物語である。
夢があるか、夢がないか
あるいは夢が何かさえ分からない人達の物語
(出典: program.tving.com kd-guide.com翻訳)
あらすじ
家族を養うために、数十年間郵便配達員として献身的に勤めてきたシム・ドクチュル(パク・インファン)は70歳を迎え引退をする。 友人の葬儀の帰り道、いろんな思いが交差する中、偶然訪ねたビルの中にあるバレエスタジオで美しく踊る青年(ソン・カン)を見る。
蝶のように飛び上がる彼の美しいバレエをみながら、シム・ドクチュルは自分の小さい頃を思い出す。
彼は小さい頃、バレエダンサーに憧れ、バレエを習いたいと思った。だけど、彼のお父さんの反対と貧しい家庭環境上、その夢を叶うことができなかった。 今の歳になって、子供達に迷惑だけは絶対にかけないと思っている妻(ナ・ムニ)にもドクチュルはその夢を話せない。
すでに遅すぎているけど、ダクチュルは一回バレエを習いたいと決心する。 だが、当たり前のことにバレエスタジオの先生キ・スンジュ(キム・テフン)はダクチュルを相手にもしてくれなかった。
登場人物
シム・ドクチュル(70才)
(パク・インファン)
引退した元郵便配達員。3人の成長した子供と、子供達には迷惑かけないのが老後の目標である妻がいる。
穏やかで、優しいだが、言いたいことは言う性格。 3人の子供のお父さんとして、旦那として、真面目に一生懸命にいきてきた。 それが当たり前な人生だと思ってきて、いつの間にか70歳の誕生日を迎えている。
ある日、偶然イ・チェロクのバレエダンスを見て、彼は小さい頃の夢だったバレエへの情熱が心から再び湧き上がって来るのを感じる。
イ・チェロク(23才)
(ソン・ガン)
前途有望なバレエダンサー。
プロダンサーを目指している才能あるダンサーだが、今はスランプ中。 小さい頃はサッカー監督であるお父さんの影響でサッカー少年として厳しく訓練ばかりする日々を過ごしたが、 才能の限界を感じて高校生の時、サッカーを諦めることにした。
19才の時世界的なバレリノー、キム・スンジュのドンキホーテを見て感動し、バレエを始めた。今はキム・スンジュの指導の下でプロ入団オーディションを準備しているが、最近はうまくいかず、迷っている。
ある日、バレエを習いたいとスタジオに現れたお爺さんがいて軽く無視したが、ある日からそのお爺さんが自分のマネジャーになった。 お爺さんは一々チェロクの生活を管理し、朝のモーニングコールまでするようになった。
チェ・ヘナム(72才)
(ナ・ムニ)
シム・ドクチュルの妻
子供の幸せが彼女の第一価値である。 すでに中年になっている子供達に、いまだに一生懸命に世話をしている。 老後には子供達に迷惑をかけない人生にしないといけないと旦那にも口癖のように言っている。なのに、ある日70才の旦那が、バレエを始めるなんて、子供達がどう思うんだろうと心配!
キ・スンジュ( 37才)
(キム・テフン)
チェロクのバレエ先生
今は引退した世界的なバレリーノ。
現役の時は天才だと呼ばれるくらい伝説のダンサーだった。実力が優れている分、生意気で傲慢な性格を持っている気難しい人。パリのバレエ団で首席ダンサーとして活躍し、5年前韓国に戻ってきた。 元妻とはいまだに頻繁に会い、チェロクの事などアドバイスを求めながらもよく口論をする。
チェロクの才能に驚き、彼を弟子として受けたが、最近彼のスランプをどうすればいいか悩んでいる。
ある日、バレエを習いたいとするお爺さんの力を借りて、無気力なチェロクを立ち直そうと思う。
ドラマの見どころ
1)我々の未来、夢に年齢制限はない
70才の老人がバレエを始めるとすると、確かに家族は反対するでしょう。周りの目線も気になりそう。だから、何、最後かもしれないやりたいことを諦めるしかないのかな?内緒でバレエを習い始めるダクチュルの幸せそうな表情を見ながら、色々考えるようになる。
60年感、忘れてた老人の夢、一回でいいから飛び上がってみたい!って素敵だよな。応援したくなるし、自分の夢に関しても、自分の親の夢はなんだったんだろう?と考えるようになる。
2)世代を超えた心温まる絆
チェロク(23才)のマネジャーになったダクチュル(70才)は毎朝忘れず、決まった時間にチェロクにモーニングコールを掛け、 チェロクの行動を細かく記録したりチェックする。
スランプのチェロクの目には楽しく一生懸命にスタジオを掃除するダクチュルが不思議に見える。
そのような日々が続き50年近い世代を超え、二人の中では強い絆ができる。
スランプのチェロクに彼のバレエを励ましてくれるのはダクチュルで、自分の限界を感じて諦めようとするダクチュルの側にいてくれるのはチェロックである。
50才近い歳の差を超え、バレエ先生と弟子であり、ダンサーとマネジャーでもある2人の絆は 夢のように、彼らのバレエよりももっと輝く。
3)俳優たちの渾身のバレエ演技
半年以上バレエ練習をしたソン・カンはバレエ服を来ている姿から、まるで本物のダンサーに見える。プロのダンサーの評価も彼の演技はとても好評で、例えば、バレエ練習中独り言をするシーンはとてもリアルだそう。ダンサーたちはよく練習中ソン・カンが演技したように独り言をいうらしく、とてもディテールなところまでちゃんと活かしていると評価されている。
シム・ダクチュル役のパク・インファンは韓国ドラマファンなら何回か彼が出演しているドラマや映画をみたことがあるでしょう。このドラマは彼の初主演作でもある。75才という実の年齢で、タイトなバレエ服を着るのからが、大きい挑戦だったと言う彼も、半年間バレエレッスンを受けるとともに、視線処理や動作などの訓練を集中して練習そしたそう。
総合評価
ドラマ ”ナビレラ -それでも蝶は舞う-”は最近の人気ドラマの公式のようなスピディーな展開、刺激的なビジュアルや事件はなく、長年忘れてた夢を実現するための男性の奮闘を暖かい目線で描いている作品。
夢に向かって一歩踏み出すだけでも、年齢や何かの条件などで現実的に起きる問題や周りの厳しい目線と反対、それによって小さくなっていくダクチュルの複雑な気持ちも共感できる。
一生、家族のために生きてきた70才の老人ダクチュルは結構遅れたけど、自分の夢に向かって挑戦し始め、家族を無くし人生で迷っている寂しい青年ダンサー、チェロックはダクチュルとの出逢いを通じて、成長していく。
美しく感動的なヒューマンドラマ。自分のお母さん、お父さんも見てみて欲しい。
[目次]
1)ドラマ概要
3)企画コンセプト
4)あらすじ
5)登場人物
6)ドラマの見どころ
7)総合評価
kd-guide.com................................................................................
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