叶えない恋に落ちた王と臣下のトキメキ宮中ロマンス
写真出典：公式ホームページ、ドラマキャプチャー、이야기사냥꾼, 몬스터유니온
雑誌に連載した少女漫画を原作にしているドラマ。文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院から優秀放送映像コンテンツとして選ばれ、制作支援で制作された。（ドラマ”トキメキ成均館スキャンダル”も支援をいただいた作品になる）
６歳から演技をはじめ、デビュー23年目の女優パク・ウンビンが安定的な演技力で男装女子王を演じて、BLのような甘い時代劇ロマンスを成功的に牽引した。
女子漫画のような内容だからか、若い層で人気なボイズグループSF9のセンターでビジュアル担当のロウン、7人のボイズグループVICTONのチョイ・ビョンチャン、7人のガールズグループDIAのセンターチョン・チェヨンなどアイドルが多めに出演している。
［目次］
１）ドラマ概要
３）企画コンセプト
４）あらすじ
５）登場人物
６）ドラマの見どころ
７）総合評価
ドラマ概要
ジャンル: 時代劇、ロマンス
話数：20話
放送チャンネル：KBS2
キャスト：パク・ウンビン、ロウン、ナム・ユンス、チョイ・ビョンチャン
放送時期：2021年10月ー
視聴率：12.1%
こんな方にオススメ
・時代劇ロマンス好きな方
・BL漫画、小説好きな方
・朝鮮時代の宮中物語好きな方
・”トキメキ成均館スキャンダル”好きだった方
企画コンセプト
もしも、私たちが知っている歴史の裏側に
女子の身で王になり
歴史から徹底的に消えされた王様がいたとしたらどうだろう？
自分の秘密を隠して生きていかないといけない悲運の王様。
そしてその王に恋をする男。
王の師父として宮中に入った男は
彼が女性だとは夢でも思わず、密かな恋に落ちてしまう。
私が愛している人が同じ男子というだけではなく
あえて顔さえ無闇に見ることができないこの世の至尊の存在であれば
一体、この恋はどうなるんだろう？
正体を隠している女子王イフィと、彼女の師父チョン・ジウンの関係転覆ロマンスが
宮中という熾烈で浪漫的な空間を背景に
たまにはトキメキに、たまには胸キュンに描かれる。
（出典：ドラマ公式ホームページ、kd-guide.com翻訳）
あらすじ
架空の朝鮮時代。 爆雨が降るある夜、王世子の妃が出産をする。
男の子が生まれた喜びは、次の瞬間女の子が連続に生まれたことで悲劇に変わってしまう。朝鮮王室で双生は王室に不吉な兆しとされていて絶対許されないことであった。王様は双生として生まれた王子を人たちが王として認めないことを心配し、早速女の子をこっそり殺すことを命じる。王世子の御令に従おうとする姿をみて失望した王世子の妃は可哀想な娘を生かすために娘の首に針を刺して、息を止めさせておき, 娘を殺しに来た官軍を騙した。その後、こっそり山の奥のお寺へ娘を送った。
そして、十何年が流れ、王世子になったイフィと宮女になったイダム、二人は 宮中で具然出会ってしまう。姫として生まれたが、捨てられたイダムが住んでいたお寺に火事があって彼女の世話をしていた大和尚が亡くなり、いくところがなくなったイダムが 宮女として宮殿に入ってきたことであった。
王世子、イフィは双子と知ってもいいくらい 自分と同じ顔をしている宮女がいることを母（王妃）に伝える。王妃は娘が生きている真実が発覚されるのを怖がり、イフィに注意をさせる。イフィの師父は王妃の父で、イフィの外祖父であるハン・ギジェの計略で大逆罪人になってしまう。イフィは最後に師父に会いに宮女イダムを呼び出して、自分の代役にさせ、師父のところへ密行に出る。
登場人物
イフィ
（パク・ウンビン）
朝鮮王朝の王世子。
本名はダミ（イダム）、ジウンからもらった名前はヨンソン。（蓮膳：チョン・ジウンが昔作ってくれた名前） 女性という秘密を徹底的に隠すためにキム女官とホン宦官以外の誰も側に来るのを許していない。もし、双生で生まれなかったら朝鮮のお姫様として愛されたはずの人物。
雪のように白い皮膚、氷のように冷たい目、神秘的で綺麗な顔、品溢れるカリスマ、その上に文武実力まで持っている完璧な王世子。感情を出さないフォカーフェイスで毒説ばかりいう王子を誘惑するのは宮殿の中の誰にも夢も見れないことだった。このようにイフィが誰にも心を開かないのは死んだ兄の人生を代わりに住んでいるからで会った。
チョン・ジウン
（ロウン）
市江原の管理で王世子の教育を担当する。
ハンサムな顔と服がよくにあう完璧なスタイルの青年。根気、執念、大胆さを持っている朝鮮の男子の中の男子。楽天的な性格で人生を楽しみながら生きるのが唯一な信念。幼い時、国家試験に合格し官職をもらうくらいの人材だけど、中国に留学に行ってきた後は街の中の医院になって、安定的で裕福な人生を捨て人々を治療している。
小さい時宮殿を尋ねた時、偶然出会った宮女ダミを追いかけたところ、蓮花がきれいな池に落ちてしまう。そして彼を救ったのはダミだった。その日、池に落としてしまったダミの本を、直接筆写してダミにプレゼントする。中国から帰ってきてからもダミを探し続けるけど、彼女はすでに病気で出宮したそうだった。
イヒョン
（ナム・ユンス）
王族の大君。王世子イフィとは幼い頃から親兄弟のように一緒に遊んだ親友でもある。 孔子の思想をそのまま受け入れたのように、自分がいるべきの場所と義務などを明確に判断して行動する人物。礼儀に反するミスは絶対しないし相手の世界を尊重する配慮心あふれる男子。でも、そんなに正しい道だけを歩く配慮深い人は誰かを深く愛する心さえずっと隠さないといけなかった。
キム・ガオン
（チョイ・ビョンチャン）
イフィの護衛武士。
感情がないような武士で影のように黙々と王世子イフィの側で彼を守っている忠実なボディガード。武芸で鍛錬された体と寡黙な性格で宮中の女子達に大人気。
本人は宮女達の熱い目線にはちっとも興味がなく、イフィを守ることだけに専念している。だが、実は秘密の過去を持っている謎の人でもある。イフィの命で狙った刺客も彼だった。
シン・ソウン
（ぺ・ユンギョン）
吏曹判書の一人娘。
名門家育ちの上品溢れる令嬢様。都城内の男子達の心を奪う美貌と裕福な家庭関係でプライドも高く自分の主張も強い。欲しいものは一回も手に入れるのができなかったことがなく、自己中心的な性格を持っている。
小さい頃は王世子の妃になるのを夢みてたけど、ある日偶然出会った街の医院に心を奪われる。都城を去るチョン・ジウンに会いに行ったことがハン・ギジェの計略によって噂になってしまい、王世子妃の候補から脱落になり、お父さんも官職から追い出されてしまう。
ノ・ハギョン
（チョン・チェヨン）
兵曹判書の末っ子
娘のことを大事にするお父さんのおかげで明るくて純粋な魂を持つお嬢様。
小さい頃からいつか自分の全てをかけて愛する運命の相手に出会うのを待っていた。 宮殿でイフィに出会ってから一目惚れして、王世子妃になることを決心する。イフィの秘密も知らないまま、イフィに愛されるために一人で奮闘する純粋な女性。
ハン・ギジェ
（ユン・ジェムン）
イフィの外祖父、左相(正一品の高位官職）
男尊女卑の思想を強く持っている保守的な人物。なくなった先王様を王位に立てた公臣の一人で自分の娘を次期の王妃にさせるために王世子と結婚させた。
王世子妃になっている娘にも人がいない時は暴力を振る舞いたり、命の脅迫をしたりする恐ろしい人物。娘が王室で双生を産んだことを隠すために素早く女の子を殺すことを命じたのも彼であった。イフィを守るためだと言いながらも、結局全ては自分の権力を維持するためである。
チョン・ソクジョ
（ぺ・スビン）
チョン・ジウンの父でハン・ギジェの忠実な部下。
何が正しいか判断できる鋭い政治的な感覚を持っているけど、権力の恐ろしさを幼い頃の体験で分かっていて現実に妥協している悲しい人物。
自分の父が臣下として正しい道を歩むために家族を犠牲させたことを見ていた彼は 家族を守るために権力者の下でどんな汚いこともやりながら生きて来た。そのせいで息子のジウンとは最悪な父子関係になっている。官職に興味がないジウンを宮殿で働かせるために彼の親友たちを監禁し息子を脅迫をするくらい怖い父。
キム・女官
（ペク・ヒョンジュ）
王世子殿の女官。
イフィには母のような存在で、母の王妃が亡くなってからはフィを心を込めて世話している。イフィの出生の秘密から成長まで全ての内緒と経緯を知っている数少ない人物中の一人。24時間ずっとイフィの心配ばかりしている。
ホン宦官
（コ・ギュピル）
昔、ダミの兄だった本当の王世子を仕えた宦官で今はイフィを仕えている。
世子と同じ顔をしているイダムを初めて見つけたのも彼だった。世子の秘密の外出のたびにダミが代わりに変装をして世子の帰りを待っている間に二人は少しずつ仲良くなって一緒にお菓子を食べたりしていた。
ある日、突然本当の世子イフィが死亡し、代わりにダミがイフィになるようになってから、新しいイフィの側で秘密を守りながらフィの一番忠実な臣下として友達として彼を守っている。
ドラマの見どころ
１）小さい巨人、パク・ウンビン
小さい体から噴き出されるカリスマ、20年間鍛錬された実力派女優パク・ウンビン。
子役出身の俳優たちが成人演技者になる過程で苦戦したり失敗するケースが多い中、パク・ウンビンは賢い作品選択と幅広い多様な役作りの経験を通じて、スランプなく信頼できる主演級女優に順調に成長した。
目立つ華麗な美貌ではないかもしれないけど、基本技に忠実な彼女は限界が見えないスペクトラム広い演技力で出演する全ての作品で中心的な存在である。
作品を選ぶ目と卓越なキャラクター分析で彼女が出演する作品はいつもいい評価を得ている。このドラマでもアイドルや新人俳優たちの前で”演技はこういうことだ！”と見せつけるような素晴らしい役作りを披露する。
正確な発音、時代劇にあうかつ男子に見せるためにちゃんと計算された発声、冷たい王子役からシャイな少女の感情表現まで複雑な主人公を立体的に消化している。
ちょっとした間違いで幼稚になりがちな劇を気品な精通ロマンスに完成させたのは90％以上、パク・ウンビンの力だと言えるでしょう。
”トキメキ成均館スキャンダル”のパク・ミンヨン、”雲が描いた月明り”キム・ユジョン、”火の女神 ジョンイ”のムン・グンヨンのように時代劇で男装女子役を演じた女優とキャラクターはそれぞれ魅力があったけど、パク・ウンビンのイフィは彼女の演技力でより特別で完璧な王子になっている。発声や姿勢、冷たい目線、武術シーンなど、まるで本当の男のように演じ切っているので、ロウンとBLに見えるくらい素晴らしい。
2014年、ドラマ”秘密の扉”で王世子妃を演じた時も国民俳優ハン・ソッキュに負けない演技力だとすごい好評だった。
信頼して見れる実力派、若手女優パク・ウンビンのキャスティングは正解だった。
彼女はその小柄な体で、演技になれていないアイドルや新人たちの足りなさを一人で埋めながら力強く劇をリードしている。（ロウンは悪くない方）
私生活面でも、大学校進学の時アイドルや子役出身の俳優たちが簡単に入学できる演技学科ではなく、演技の仕事と勉強をちゃんと並行し自分の力で、名門大学の心理学科へ進学したことも、彼女の好感度をより高くしたきっかけになった。
２）トキメキ宮中BL
イフィの秘密を知らないチョン・ジウンの立場と他の人々の目で見ると、完全BL。
儒教思想が支配している朝鮮王室で男子が男子に恋をするなんて危なさすぎる。w
その上に相手は敢えて顔もみることができない王世子様だよ。王世子は小さい頃からみんなに冷淡で気難しい人で、毒説で悪名な次期王様。チョン・ジウンの学生でありながら同時にめちゃ怖い上司でもある。
そんな王子と臣下の男子二人が奇妙な運命に絡んで広がるエピソードが超トキメキする。二人のキスシーンが放送された日は芸能ニュースに素早く記事が上がるくらいの人気だった。
韓国の時代劇ロマンスでよく出るクリシェが反復されるのはちょっと残念。主人公2人の小さい頃の偶然の出会い、池や何かの水に落ちる主人公、そんな相手を助ける相手、二人の絆になる秘密の物、成人になってからお互いの正体を知らないまま誤解の中での再開などなど。。。（ため息）
女子服装をした時のイフィはまためちゃ綺麗で可愛い！
チョン・ジウンの命や将来を握っている冷淡な王世子から、一瞬で女子になって逃げる身分になった時の2人の関係の変動も超トキメキして面白い。
チョン・ジウンに冷たくするイフィと、好きじゃダメなのをわかるけど、自分の気持ちに率直なチョン・ジウンの真逆な恋愛スタイルもバランスが良くていいんです！
パク・ウンビンとロウンの相性も良くて、よく似合う。特に背の差がいい！
総合評価
物語の基本設定とストーリーがあまりにも現実的ではないし朝鮮王室ではありえないけど（例として、王様の前で臣下たちが喧嘩をするシーンはもし本当にそんなことをすると死刑になるくらいの厳重な行動になるし、宮殿内の王族には宦官や官女たちがほぼ24時間ついているため、女子が’変装をして男子のふりをする設定はあまりにも現実性がない。）それにも関わらず、俳優たち（特にパク・ウンビンとロウン、そしてイフィの子役の演技が素晴らしい）の演技でストーリーの弱さを克服している。
関係転覆のロマンス（女性が王で男子がその臣下）という新鮮な設定、新世代と既成世代の対立はまるで現時代の問題を時代劇にちゃんと反映していようだといい評価をもらった。
”トキメキ成均館スキャンダル”のように新人俳優が主演役にキャスティングされているのも、朝鮮時代で許されない設定の恋というのも似ている。
”成均館スキャンダル”でユ・アイン、ソン・ジュンギというスターが誕生したのと同じく、ロウンとチョイ・ビョンチャン、ナム・ユンスはこれからスターになれるのかな？せめて、ロウンに関しては演技力が悪くなく可能性が見える気がする。
若手の格好いい男たちを見れるのも魅力的だし、ストーリの単純さもわかりやすくていいし、何よりも主人公二人のトキメキ恋愛が面白くて目を引く。
服装や演出も綺麗だし時代劇ロマンス作品としては久々のヒット作！
ちなみに、ネット上ではなぜか猫たちがこのドラマのオプニングタイトルを好きだそでNetflixでオプニング映像を猫たちに見せている執事達が結構いるみたい。（紐が動くようなアニメーションと魚が出るからかな？w）
写真出典：公式ホームページ、ドラマキャプチャー、이야기사냥꾼, 몬스터유니온
［目次］
１）ドラマ概要
３）企画コンセプト
４）あらすじ
５）登場人物
６）ドラマの見どころ
７）総合評価
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最後まで読んでいただきありがとうございます！
XOXO
