20年前死体が見つからず未解決に終わった連鎖殺人事件の死体が今出た!
”秘密の森”以来、名作ミステリー犯罪心理劇を待ち続けたドラママニアーが熱狂したドラマ。犯人が誰かを探すものではなく、辿る途中の人物間の心理戦いが魅力ポイント。その作品性を認め多数の賞をすでに受傷している。シン・ハギュンの完璧な演技にも感激する。
[目次]
1)ドラマ概要
3)企画コンセプト
4)あらすじ
5)登場人物
6)ドラマの見どころ
7)総合評価
ドラマ概要
ジャンル : 犯罪心理、スリラー、サスペンス
話数:16話
放送チャンネル:JTBC
キャスト:シン·ハギュン ヨ·ジング チェ·デフン チェ·ソンウン
放送時期:2021年2月ー
視聴率:最高視聴率 6%
こんな方にオススメ
・複雑な犯罪心理スリラー好きな方
・ドラマ”秘密の森”好きな方
・連鎖殺人の深く暗い人間の内面の話が好きな方
・毎話ひっくり返るサスペンス物好きな方
企画コンセプト
韓国を揺るがした警察素材の映画、ドラマの主人公は大体が刑事で
警察の花は刑事、刑事の花は捜査界と言われる。
でも、警察ワークフォースの70%は地派で勤めて
今日も黙々と各種雑務に忙しい。
捜査界は強力な事件だけ担当し、交通界は交通事故だけを、経済チームは経済だけ全担するけど
派出所にて勤務する警察はその全てをやる。
殺人現場を保存し、交通事故を処理する最前線で動いているし
空き家を巡察して隠れている経済犯も捕まるし
家出した犬を探してあげ、立ち小便をする人や、路上でわいせつ行為をする奴らも捉える。
昔、警察の花、捜査界の刑事だった男がいる。
体と心に致命的な負傷を負って、警察界の総合芸術人になっちゃった彼の前に
また殺人が始まり、この20年間静かだった村人が動揺し始める。
このドラマは町外れに追い出された男が、町外れに残された人たちと怪物をつかめるため奮闘する物語で、家族を待ち続けている人々には家族を探してあげるために自ら怪物になる物語でもある。
(JTBC公式サイトより kd-guide.com翻訳)
あらすじ
ソウルの町外れ、ムンジュ市マンヤン。単調な日常のマンヤン派出所の唯一な問題児警察官イ·ドンシク(シン·ハギュン)。彼は所長から新しくソウルから転勤してきた警察官のパートナーになるのを命じられる。新入警察官ハン·ジュウォンは警察大学校を首位で卒業した超エリートで韓国警察組織の第2人者の次長ハン·キファンの息子。
プチ潔癖症と原理原則者のハン·ジュウォンとイ·ドンシクは油と水のようにお互いに苦手な相手でいちいち衝突する。
ある日、家出をしたお爺さんを探し中の二人の前に女性の死体が現れる。そしてまた20年前の殺人事件や失踪事件が水面に上がるきっかけになる衝撃的な事件が次々起こり、20年間静かだった村の人たちはまた動揺し始める。
20年間秘密を持ってきているイ·ドンシクを疑いの目で監視するハン・ジュ·ウォン。2人は一緒にあの事件の解決に取り込む。イ・ドンシクはただの被害者かあるいは犯人か。。。
登場人物
イ·ドンシク(40才)
(シン·ハギュン)
マンヤン派出所の問題児でマンヤンの全てを把握している警察官。
イラつくと、所長もコントロールできなくなり、どうでも良い小さい違法行為を徹底的に調査し始め、みんなを困らせる。だけど、住民みんなから深く信頼され愛されている。
以前、ソウルでは刑事だったので彼の捜査実力もみんな知っている。情熱的に事件を追う人間味溢れる警察菅。
ハン·ジュウォン (27才)
(ヨ·ジング)
ソウル出身のエリート刑事出身。
お父さんは警察庁次長ハン·ギファンで韓国警察組織でNo2の大物。お父さんのように警察になろうと警察大学校に行き首位で卒業した超エリート。だがなぜか、突然自分の意志でマンヤンという小さい町外れの派出所に転勤してくる。
潔癖症だと言えるくらい綺麗好きで、いつもウェットティッシュを持って歩くし、自己管理も徹底的にする男。高級のスポーツカーで出勤し、いつも高級スーツでピカピカにツヤのでる靴を履いている。何よるも原理原則者で、人たちとも線を引いて距離を置く。
パク·ジョンジェ (40才)
(チョイ·デフン)
イ·ドンシクの小学校からの友達でムンジュ市の山や畑の半分くらいを持っているお金持ちのお坊ちゃん。
20才ころ4年間アメリカに美術留学を行ってきた。小さい頃のトラウマでいつも鹿ばかり描く。お母さんはムンジュ市委員で権力まで持っている。友達がみんな警察をするから、自分も警察になった。
ユ·ジェイ (28才)
(チョイ·ソンウン)
マンヤン肉屋の社長。めちゃ美人なのに牛や豚をすごいスピードで解体する刀のマスター。18才の時、お父さんがなくなり、その上に山の中にあるお寺に行ったお母さんも失踪しちゃう。彼女は肉屋を一人で営みながら20年間お母さんを待ち続けている。店の中に焼肉屋も運営していて、村の警察たちが集まる場所になっている。
オ·ジファ (40才)
(キム·シンロク)
イ·ドンシクの小学校からの友達。昔はムンジュ市の女神と呼ばれたくらいの美人。中高の時ずっとテコンドー国家代表で特別典型で警察になり今は捜査刑事。20年前にムンジュ建設開発業者のイ·チャンジンと結婚したが1年ぶりに離婚した。
ナム·サンべ (59才)
(チョン·ホジン)
マンヤン派出所所長。昔はソウルで隊長になる目前まで行ったが、部下の刑事が死んでしまい、自ら操作界から降りて、田舎のムンジン氏の派出所に来た。イ·ドンシクに関しては一緒借りがあると思い、いつも彼を守ってあげている。
イ·チャンジン (49才)
(ホ·ソンテ)
ムンジュドリムタウン開発委員長で、JL建設代表。刑事オ·ジファの元旦那。20代の時の事故でいつも杖を持って歩いている。いつも独り言でロシア語を言うけど、オ·ジファによるとロシアには行ったこともなく、ただ釜山の花街で覚えただけだそう。元妻のオ・ジフアのことが未だに好きで彼女に会うたびに彼女だけには超ジェントルでスウィートになるのがちょっと可愛い。
ハン·ギファン (58才)
(チョイ·ジンホ)
ハン·ジュウォンのお父さん。次期警察庁総長候補で今は警察庁次長。人生の目標が警察庁総長になること。仕事には徹底的で賄賂や女性関係など一つの問題ない人物。生まれつきに冷たく冷酷な人。
ド·へウォン (65才)
(キル·へヨン)
ムンジュ市市長予備候補。パク·ジョンジェのお母さん。野望が大きい人。ムンジュ市の開発のためにあちこち賄賂を使っていて’犯罪ない新ムンジュ市’の市長が彼女の目標である。息子のためならなんでもやるくらい深く愛している。
カン·ジンムク (45才)
(イ·ギュヒ)
古くて小さいマンヤンスパーの主人。生まれつきに自信がなく、人の目は見つめあえないし、いつも口ごもる人。20年前の事件の時イ·ドンシクの潔白を信じてくれた近所のお兄さん。家出した妻との間の娘を一人で大事に育ている。
ドラマの見どころ
1)見つからない死体。死体なしでは成立できない犯罪。
殺人鬼が出るドラマや映画で一番緊張感溢れる瞬間は初めて被害者が発見される時でしょう。それから被害者の状態によって殺人魔の変態度が見える。女性の10個の指を切って綺麗に展示しておく連続殺人魔。だが、死体は発見できない。失踪された5、6人の女性がいるのにも関わらず、起訴自体ができない理由である。
20年前の村の住民は失踪された家族を待ち続ける。それである日、また女の子の10個の切られた指が展示される。ドラマだし、面白く見ているけど、やっぱり被害者がやれるるシーンを見るとハラハラして超緊張する。
2)演技の神、シン·ハギュン
”ナ〜イ〜ス〜ショット〜〜!w
演技の神と呼ばれる俳優シン·ハギュンの8年ぶりのドラマへの帰還。忘れてた彼の演技に鳥肌がたち、惚れてしまう。あんな目線処理、表情、マジで複雑すぎて善か悪か読めない。WOW~演技が上手いとここまでドラマの完成度が上がるんだぁ、すごい。
演技に関しては完璧主義で有名なシン・ハギュンは撮影の事前準備が徹底的で、セリフの単語一つも完璧に演じきるそう。担当PDによると、完璧主義者にも関わらず、敏感だったり神経質的な姿は全くなく、信じられないくらい人が良すぎて周りを配慮してくれると絶賛。
パク·ジェンジェ役の人もあまり見たことない俳優だが、シン·ハギュンを相手に堂々に演じているのがすごいなと思う。その他俳優みんな演技が素晴らしい。
ヨ·ジングも演技力はいい若手俳優だが、周りがすごすぎて、相対的に劣っている?と感じるくらい一人一人がすごく劇の中に同化されている。
シン·ハギュンが出演する作品は、信じてもいいといわれるが、本当だ!さすがだなと思う。
3)完璧なチームワーク・パズル
演技力 X 演出力 X ストリー力
イ·ドンシクが犯人を分かってからもなぜか捕まらず待っているので一瞬変だと思ったけど、実は理由があった。
韓国の法律的に一回、中途半端な証拠で犯人を捕まることで起訴を失敗すると、二度と処罰できない法があることや、死体がないと無罪になる判例、それから不法で収集した証拠は却下されるし、そのせいで無罪にもなりがち。などなど韓国の法律的な穴を分かっているからこそ、決定的な逮捕瞬間が来るタイミングを待ち続けている事だと分かってからめちゃ納得がいく。
それ以外にも、人物の感情を表す時流れる70年代流行った音楽などの演出もセンス良くて、20年間の家族を待ち続けている悲しい雰囲気を演出している。毎回出る動物の鳴き声は本当の大鹿のなき声だそう。
総合評価
ドラマ”怪物”はある田舎の村を背景に各自の真実を追いつける怪物のような二人の警察のミステリー心理追跡スリラーである。
20年前、妹が連鎖殺人魔に被害を受けた被害家族にも関わらず、突然容疑者になってたイ·ドンシク。ドンシクは未だに妹とどこかで出会う夢を見ながら犯人を探している。
反面、イ·ドンシクを容疑者と確信して彼を逮捕するためにわざわざムンジュ市の派出所まで来たハン·ジュウォンはイ・ドンシクとパートナーになり一緒に働きながら、心に変化が起き始める。
8話までのドラマの吸引力は半端じゃなく展開もとてもスピディー。
犯人は誰か?と言うのより、事件に絡んである人々の心理を見せることでストーリーを展開していくのが特徴的。何よりも俳優一人一人の演技がストリーに生命力と緊張感を高めてくれる。善と悪の境界を歩く人物だらけの演出は圧倒的に面白く、人物みんながそれぞれ立体的で興味津々。
毎話がテーマを持って構成され、だいたい反転される構成になっている。めちゃ完成度高く、韓国社会の成功や権力に向かっての欲望が悲しく現れる歴代級の名作ドラマ。
その作品性を認められ、第57回百想芸術大賞でドラマ部門作品賞、劇本賞、男子最優秀演技賞を受賞した。
ドラマのテーマや雰囲気自体が重く暗いのですが、犯罪スリラー好きな方なら、超オススメいたします。
[目次]
1)ドラマ概要
3)企画コンセプト
4)あらすじ
5)登場人物
6)ドラマの見どころ
7)総合評価
................................................................................
最後まで読んでいただきありがとうございます!
XOXO