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韓国ドラマ【メランコリア】:数学を愛する先生と天才少年の出会い

不正な私立高校を背景にした数学教師と数学天才の物語

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"答えはないけど私たちが没頭した時間"

"数学で見る世界、そしてあなた"ーチ・ユンス

”数学も先生ももう好きじゃだめですよね”ーペク・スンユ

タイトルのメランコリア(Melancholia)は鬱の意味だけど、劇中の説明によると黒雲を通り抜けて降りて来る光の絵で説明される、心が完全空になると新しい始まりを夢見るようになる意味だそう。

数学で世界を見るテーマ自体が新鮮だし、キャスティングも良かったので期待されたドラマだった。だけど、メイン主人公のポスターが公開されてからは’まさか、今の時代に教師と学生のロマンスじゃないよね?’という心配の声が出始めた。
イム・スジョンのキャスティングやポスターのコピーを見るとロマンス物を狙っている製作陣の意図が感じられる。
ドラマ前半はとても良くて、数学の話がいっぱい出て面白いし暖かい感じで素敵。感覚的な演出と相変わらず綺麗なイム・スジョン、そして映画”グッド・ウィル・ハンティング ”の様な数学天才の活躍は痛快で格好いい。

[目次]

1)ドラマ概要

2)こんな方にオススメ

3)企画コンセプト

4)あらすじ

5)登場人物

6)ドラマの見どころ

7)総合評価

ドラマ概要

ジャンル: ロマンス、学園物、復讐?

話数:16話

放送チャンネルtvN

キャスト:イム・スジョン、イ・ドヒョン、チンギョン

放送時期:2021年11月ー

視聴率:3.617%

こんな方にオススメ

・数学好きか上手い方

・数学嫌いだけど憧れている方

・高校の時、先生のこと好きだった方

・学園物好きな方

企画コンセプト

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韓国の学群1番池、江南のアソン財団名門アソン高校
実像は理事長の長女ノ・ジョンア教務部長を中心に
様々な非理と特恵が満ちている’特恵デパート’である。

こんなアソン高校に新しい教師が赴任して来る。

数学成績で一流大の騰落が決まる時代に
各種数学大会最多入賞者を出した

華麗なプロフィールの教師チ・ユンス

でも彼女は数字が美しと言う。
有限な人間に無限を夢見るようにするのが数学だと。

そんな彼女の目に数学を愛しながらも
目をそらしている一人の少年が入ってくる。
確かに数学を渇望しながらも
決して自分を表さない数学天才ペク・スンユ

特恵非理の温床のある私立高を背景に、
数学天才と教師の通念と偏見を乗り越える、
数学より美しい物語
(出典:公式ホームページより、kd-guide.com翻訳)

あらすじ

アソン高校の数学教師チ・ユンスがみんなが見る中、警察に連行される。学生ペグ・スンユはユンスに自分が必ず証明すると何回も念を押す。警察署で調査を受けるチ・ユンスに警察は学生ペク・スンユと寝たかどうかを彼女に聞いた。
4ヶ月前。韓国の名門私立高校アソン高校の理事長ノ・ジョンア教務部長は他学校とは差別化された高級数学クラスを作るために特別な数学教師を採用することを発表する。アソン高校出身の数学教師チ・ユンスだった。

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同じ汽車に乗ったチ・ユンスと1729と書いてある帽子をかぶったペク・スンユは同じデザインのエコバックを持っていた。突然の揺れでカバンを落とした二人はお互いの鞄を持って帰った。ユンスはスンユのバックで見つけたカメラの中の写真を見てカバンの主人が数学好きな人だと推測する。

ドラマ メランコリア
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アソン高校に数学教師として赴任したチ・ユンスは学生たちに数学問題を出す。今までみたことない難しい問題に誰も正答を当たった学生はいない中、誰かが教室外の掲示板に正答を書いて置いた。その回答を見たユンスはびっくりする。その正答は”前提に間違いあるため証明できない”ということだった。証明自体ができない問題は出さない方がいいと主張する他の数学教師とユンスは対立し始める。丁度その掲示板の前に立っていた全校成績1位のソン・イェリンがその正答を書いた学生だと勘違いしたユンスは彼女の実力を褒める。イェリンは自分が正答を書いた人ではなかったけど、自分ではないと否定できなかった。

お互いのエコバックを交換するために会うユンスとスンユ。 数学が好きか?と聞くユンスの質問にスンユは数学なんか好きじゃないと答える。

登場人物

チ・ユンス

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(イム・スジョン)

数学を愛している数学教師

数学難題の前ではいつもトキメキする数学を本当に愛している人物。
数学が大学校入試のための学問として利用されるといけないと思っている。入試教育の科目に墜落された数学、その圧迫感に苦しんでいる学生たちに数学の美しさと証明の楽しさを教えようとする浪漫的な教師。炭酸数のような清涼な微笑み、少女のよう善良な印象の小柄の女性だけど中身は誰よりも強い情熱と決断力を持っている。
数学を愛しているけど傷だらけになっている天才少年スンユと数学を通じた共感をした彼女に世の中は不純なフレームをかけようとする。

ペク・スンユ

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(イ・ドヒョン)

心の傷で数学を捨てた数学天才少年 ストーカー

アソン高校のビリ、自発的なアウトサイダー
5歳の時名門大学の数学科学生も解けなかった数学問題を解けて人々をびっくりさせた。世界の各種数学大会で全優勝、10歳の時MITに招聘され入学した天才少年。だが、12歳の時突然MITをやめて姿を消してしまう。MITの2年間彼に一体何が起こったかは親さえ分かっていない。うつ病PTSD, パニック障害など様々な医者の診断を受けながら、スンユは数学問題を解けようともしていない。 名前も変えて新しく入ったアソン高校ではいつもビリである。そんなある日、新しく赴任してきた先生が出した数学問題が彼を刺激し始める。チ・ユンスが出してくれる難しい数学問題に自分も知らないうちに興奮している自分を感じている。

リュウ・スンジェ

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(チョイ・デフン)

チ・ユンスの婚約者(最大の被害者)

教育部企画調整室行政事務官
野党の巨物級政治家の父、権力と財力がある家門の彼は強い推進力と生まれ月の勝負根性を持っている。そんな彼が唯一のチ・ユンスの前ではスウィートな男になる。
親の反対にも構わずユンスとの結婚を進行していた。現実に適当に妥協する自分とは違って少女の様な純粋さを保っているユンスのことを深く愛している。

チ・ヒョヌク

ドラマ メランコリア

(オ・クァンロク)

チ・ユンスの父

著名な数学教授。
だけど今は精神異常でナーシングホームに入院している。チ・ユンスの唯一な家族で彼女の精神的な支柱である。数学の世界だけにハマっているようだけどたまに言い出す一言でユンスやスンユに新しいインスピレーションを与えてくれる。
数学のために生きてきて今も数学しか考えていない人。
仲良くなる学生をナーシングホームに連れていくユンスは自分の代わりに父の世話をさせる。ずる賢いw

ペク・スンユの親

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ペク・ミンシク(キム・ホジン)

ミン・ヒスン(ペク・ジウォン)

夫婦でアソンご近所でカフェを経営している。数学天才だった息子スンユは夫婦の自慢で全てだった。突然MITから自退して帰ってきた息子は愚か者に変わっていてMITで何があったか、何が彼を苦しませているのか親には一言も言ってくれなかった。そんな息子を元に戻すために夫婦は努力し続けている。
二人か経営しているカフェはアソン高校のお母さん達がよく集まる場所ではあるが、 全校ビリ成績のスンユの親の彼らはその集団には入れない。ある日から突然また勉強を始めているスンユの姿を見て感激するけど、新しく赴任してきた女子先生との変な噂を耳にする様になる。

ノ・ジョンア

ドラマ メランコリア

(チンギョン)

アソン高を支配している教務部長

アソン財団理事長の長女。アソン高校を最高の学校に作るために何でもやる野心家。 優雅で政治にも上手く、人脈も強いカリスマ溢れる女性。
頭、財力、家門の支援という完璧な条件を持っている学生だけを学生の時から特別に支援してあげることに何が問題なのかという考え方を持っている。それで内緒で特別学生管理ステムというのを運用している。
アソン高校全校一位のソン・イェリンの父で国家議員のソン・ミンジュンと不倫関係を持っていてイェリンをずっと全校一位にさせるために試験問題を渡したりするのを許している。そんな彼女の世界にチ・ユンスが登場してから一つずつ問題がで始める。自分の主張を曲げないチ・ユンスと、全校ビリの成績だったペク・スンユの成績が突然上がって、一位にならないといけないソン・イェリンよりも上位になっていくのであった。自分の丈夫だった世界を守るために、チ・ユンスを地獄に落とせるスキャンダルを作ることを実行し始める。

ノ・ヨヌ

ドラマ メランコリア

(オ・イェウォン)

アソン学園理事長の次女。アソン国際中の校長。

チ・ユンスと同級生で彼女に劣等感を持っていた。 学生の時アソン財団の不合理な面を見るために恥を感じてた彼女は アソン国際中の校長になってから、財団の変えていきたいと思っている。 時期理事長になるために姉のノ・ジョンアと競争しながら改革を狙っている。 父の本外者のノ・ジョンアとは小さい頃から仲悪い関係。

ソン・イェリン

ドラマ メランコリア

(ウ・ダビ)

アソン高校1位の優等生。成長しない小悪魔

アソン高校内で成績では誰も越えれない存在。いつも当たり前に1位をしないといけない圧迫感で苦しんでい、本人は強いストレスを感じている。実は数学にはあまり自信がなく小さい頃から数学の天才だったスンユに劣等感を持っていた。
韓国に戻ってきた天才のスンユがビリになってしまったのを見ながら安心していたが、突然以前の天才の姿に戻り始めているスンユを見ながら彼女の不安症が深刻になっていく。
心の中ではスンユのことが好きで、チ・ユンスに嫉妬をしている。段々と自分さえ自分の心がコントロールできなくなる。 大人になってからも高校の時の先生に依存し続ける。

ソン・ミンジュン

ドラマ メランコリア

(チャン・ヒョンソン)

国家議員、ソン・イェリンの父

教育委員会で国家議員の特権を使って重要な政策をノ・ジョンアにこっそり流している。表面的には公正な教育方針を志向しながら、イェリンの成績を偽装したり特恵を依頼したりする。韓国のトップ女優の妻がいるのにもかかわらず、 ノ・ジョンアと不倫関係を持ち続けている。

ユ・ヘミ

ドラマ メランコリア

(ビョン・ジョンス)

トップ女優、ソン・イェリンの母

興奮すると下品な悪口と奇声を叫ぶけど、女優としての優雅なイメージと夫の政治的な立場を意識して自分の本性を出さないように頑張っている。娘ソン・イェリンの成績を1位に維持するために手段を選ばずに、ハン・ミョンジュンから試験問題をお願いする。アソン高校お母さん集まりの中心的な存在。

チャン・ギュヨン

ドラマ メランコリア

(チョイ・ウソン)

アソン高校の学生

ペク・スンユ、ソン・イェリンの同級生。 いつも全校1位のイェリンの次に全校2位をしている優等生。自分が一番強い科目は数学だとプライドを持っていたけど、ある日からペク・スンユが数学ですごい実力を見せてきて、彼の数学才能を嫉妬する様になる。長い間、こっそり方思いをしているイェリンがスンユに気があるのを感じてからはもっともっとスンユに敵対感を感じる。

ドラマの見どころ

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1)数学の世界

Calculus(微分積分学),  1792(ラマヌザン数) 
円内部に点n個をランダムに選ぶ時、この点たちが凸n角形の頂点になる確率は?(この時、nは4より大きいか、同じとなる)・・・

数学成績がよくなかった自分は数学の目で世界を見るというのがあまりにも遠い世界で面白かった。胸をトキメキさせる難題に出会うとすぐ図書館へ走って行って、正答を探そうとするのも羨ましかったし、ユンスとスンユが時間の流れを忘れて黒板に数学問題を一緒に解くシーンも憧れる。MITでスンユの天才性が出るシーンも格好良くて、この様な天才が出るドラマや映画好きな方には嬉しいはず。
スンユの帽子の1792(1729はハディーラマヌザンの数)の意味や彼がお橋や建物、木などを見る時連想する数学公式の演出が特に良かった。
ドラマ全体的に数学によりフォーカスを与えて展開して欲しかった。。。残念

2)時代錯誤のロマンス(ft.ため息+辛口)

ポスターが公開された時、まさか教師と先生とのロマンスじゃないよね?と心配と批判の声が出ていたが、結果的には疑ってた通り数学をしながらのロマンスが始まっちゃう。

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ドラマ メランコリア綺麗で魅力的な女子教師は思春期男子学生と長い時間を一緒に過ごしちゃ駄目だという教訓を再び見せてくれる。
チ・ユンスは純粋に学生への愛情からだと堂々に言うけど、なんで二人で数学大会の素材を探すためだと言いながらこっそりチェジュ島へ旅行をいくのか。逆に40代男子教師が可愛い女の子と同じ行動をやったらどう見えるだろう。
スンユが熱い目線で自分を見続けているのを楽しんでいたのではないとしても、好きな先生の写真ばかり撮る男学生に気づかないのは鈍感すぎる。誰が見ても普通にデートに見える密会旅行じゃん。

後半、大人になったスンユのストーキングはますますレベルアップしていく。
イ・ドヒョンの様な格好いい男子じゃなく、もし相手が醜い男の子だったら、犯罪と言えるくらい怖いw。隙間が見えるたびに先生の体をタッチする弟子。

実際、イム・スジョン43歳、イ・ドヒョン27歳と言うのも視聴者に反感を与えた。
ドラマ作家と演出側はこのドラマで純粋な愛、年齢も関係ない本当の心を見せたいでしょうけど、90年代じゃないし無理がある。 

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3)特別な女優イム・スジョン

イム・スジョンは日本ではよく街で見かける普通の顔でしょうけど、韓国では人気女優でSK2のモデルになるくらいの位置である。
ドラマ”ごめんね、愛してる”、恐怖映画”たんす”、ドラマ”WWW”、ドラマ”シカゴタイプライター”などほぼ全ての出演作が人気で好評だった作品ばかり。

40代にも関わらず少女の様なナチュラルな純粋さを持っているイム・スジョンは若い顔の代名詞の様な女優で目立つ美人ではないけどナチュラルであどけない雰囲気が特に男性たちに人気。ありえないロマンスの設定だけど、イム・スジョンが先生なら高校生のスンユが恋するのも納得できるし、イム・スジョンなら元婚約者が彼女を忘れられないのも韓国人には納得行く感じかな。

4-5 話までは浪漫的な雰囲気、感性高い音楽、数学という新鮮なテーマに数学を愛している教師イム・スジョンは期待してた通りとても良い。魅力的だし高級感もあるし、演技ももちろんいい。
段々と変な内容になっていくドラマ展開によって、イム・スジョンが演じる数学教師が長年間、復讐を狙ういじっぱりな女性に見えるようになり、結局元弟子と付き合う不純な人物になるのが残念。(イム・スジョンも被害者)

総合評価

ドラマ メランコリア

数学で世界を見るテーマが新鮮で、キャスティングも良かったので期待してたドラマの一つだった。イム・スジョンの作品を選ぶ目を信じたのもある。
1 − 4,5話は期待通りとても良いドラマが出現したなと感激。
感覚的な演出と相変わらず少女のようなイム・スジョン、そして映画”グッド・ウィル・ハンティング ”のような数学天才の再起のストーリーとエピソードでますます面白くなってきたな!と思った。
元々作家が話したかったのはなんだったんだろう。師弟のロマンス、教育系の非理、腐敗した関連者への復讐の比率が段々と高くなり、数学の話は薄くなっていく残念なパターンになっちゃう。
後半ではまるで作家が変わったかのように数学の話は全然出なくなって、学校の腐敗探しの復讐劇だけで物語が展開される。

重要キャラクターも平面的すぎて説得力がなくあまり共感しにくい。大人になっても問題があるたびに高校先生に会いに行くイェリン、昔のスキャンダルが嘘だったのを証明するといいながら危ないストーキングをし続けるスンユ、ノ・ジョンアの非理を探すために彼女と同じく学生を利用するユンス。
後半に行けば行くほど説得力はないし展開は変だし未熟なスンユの行動は危険すぎて、まるで90年代のドラマを見る感じ。tvNの15周年記念作品がこうなるなんて、ガッカリ。

だけどなんだか面白くて最後まで見てしまうという矛盾な。。。
ドラマの前半はいいけど、他の面白いドラマがいっぱいある中、16話まで見るのはあまりオススメできない。

ドラマ メランコリア

[目次]

1)ドラマ概要

2)こんな方にオススメ

3)企画コンセプト

4)あらすじ

5)登場人物

6)ドラマの見どころ

7)総合評価

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最後まで読んでいただきありがとうございます!
XOXO